お金の流れのビジュアル化

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お金の流れの全体図をビジュアルで理解する STEP1

お金の流れの全体図をビジュアルで理解する STEP1

前回のブログで、『お金の流れの全体図をビジュアルで理解すること』が、農家の経営を理解する上で大切なことであることを書きました。

まずは損益計算書から_3

今回からは具体的にどのような手順で考えることが大事なのか、下記のステップを踏みながら考えていきます。

STEP1:

まずは作物の販売金額からお金の流れを考える

STEP2:

変動費を把握し、限界利益を見る

STEP3:

限界利益から固定費を支払い、青色申告特別控除前の所得を出す

STEP4:

事業主按分によって経費から除外された金額を戻して按分前の利益を出す

STEP5:

実際にはお金が出て行っていない経費である減価償却費を按分前の足し合わせをする

STEP6:

経費に含まれていない、借入金の返済額と、固定資産への投資額をマイナスして年間の手取りのお金を把握する

このように把握することで

1年間で得ることが出来るであろうお金がいくらなのか?を利益ではなく、キャッシュで考える思考を身に付けることができるようになります。

この「キャッシュで考える」とゆう思考が超重要です!

この思考を得ることで、

自分の理想の所得の実現のために、どれだけの売上を上げなくてはいけないのか?

正社員は雇って大丈夫なのか?

設備投資しちゃって大丈夫なのか?

このような問いに答えられる農業経営者になることが出来ます。

それでは具体的な手順を確認してみましょう。

 

STEP1: まずは作物の販売金額からお金の流れを考える

1年間の収入からお金の流れを考えていきます。

収入は、販売金額(総売上)+雑収入です。

販売金額は数量(出荷数)×単価で求めることができます。

実務的な管理の為には『数量×単価』を作物ごとに管理する必要がありますが今回はそこまでの正確さは求めていませんので、まずはざっくり把握することに注力します。

作物や商品ごとに数量×単価を把握して経営判断に活かす技術についてはまた後日『戦略的に目標利益を達成するMQ会計の技術』にて発信させて頂きます。

雑収入は補助金とかです。

ここで一つポイントになるのが、雑収入の中身を2種類に区分して、管理することです。

雑収入①=売上に応じて支給される雑収入

     例:農産物の価格補填収入、作付け面積に応じて支給される奨励金など

雑収入②=売上によらずに支給される雑収入

      例:機械の助成金、青年就農給付金、損害保険の入金など

ビジュアルでは、雑収入①は販売金額の下、雑収入②は営業利益の上にあるのが分かりますか?

なぜこんな区分をするのかと言うと、売上に応じて比例する雑収入としない雑収入を分けて管理することで、規模拡大の際の雑収入の増加分を計算しやすくなるからです。

そうすることで、経営判断の際の精度を上げることが出来るようになります。

お金の流れの全体図をビジュアルで理解する STEP1_2

長くなったので今回はSTEP1までにします。

ビジュアル化してみるとお金が収入から手取りにたどり着くまでに段々減っていくのが分かります。

ビジュアル化したお金のかたちは人それぞれに違い、どこを増やせる、減らせるかと一目瞭然になり、経営戦略がたてやすくなります。

これがまさに戦略図ですね

次回はSTEP2からです。

読んでいただきありがとうございました。

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